F1観戦が趣味の方はもちろん、そうでない方にも知って欲しいF1の魅力について、また数あるGPの中でも今回はオーストラリアGPについて紹介します。そもそもF1とは、自動車レースの規格=Formulaのことで、1947年に国際自動車連盟(FIFA)によって制定されました。このF1の規定で実施される世界選手権のタイトルレースがF1グランプリといいます。現在は年間で16~19戦、世界を転戦する形で行われているのです。また、世界中のスポーツイベントの中でオリンピックやワールドカップサッカーに継ぐテレビ観戦者がいて、人気のスポーツです。各レースの上位10名にポイントがつけられ、その合計でチャンピオンを決めるチャンピオンシップがあります。チャンピオンシップは、ドライバーに対して行われるドライバーズシップと製造者であるチームに対して行われる、コンストラクターズチャンピオンの2つがあります。
F1のチームやドライバーについてと日本の歴史
現在のF1チームは11チームあり、F1の為に自動車メーカーを作ったフェラーリ、マクラーレンやレッドブルなどのF1の為に生まれたチーム、メルセデスやルノーといった自動車メーカーのチームと様々です。参加資金はトップチームになると、年間3億~4億ドルにものにもなり、莫大な経費がかかる世界的なスポーツといえます。F1ドライバーは、レギュラーで12名×2名の24名になり、テストドライバーと言われているマシンテストをするドライバーを入れても35名しか世界にいません。日本では1987年から20年以上、秋に三重県の鈴鹿サーキットで日本グランプリが行われています。1970年代、2000年代には静岡県の富士スピードハイウェイで2回ずつ、90年代には、岡山県のTIサーキット英田で2回レースが行われたことがあります。89年には、オーストラリアのGPで日本人ドライバーの中嶋悟がファステストラップを記録しています。
オーストラリGPのコースや日程、観戦の時のポイントとは
F1GPの2018年は全日程で21戦になります。募集は終了しましたが、3月25日にメルボルンでオーストラリアグランプリがあり、シュピールベルグでも7月1日にありました。F1のレースは、テレビで観戦するのもいいですが、サーキット場で観戦するのとでは迫力が全然違いますので機会があればぜひサーキット場で観戦することをおすすめします。観戦客の盛り上がりと、F1カーの生の音を一度聞くと病みつきになります。サーキット場の観戦シートには指定席と自由席があり、自由席は料金が安いことから多くの人が訪れて席を確保しようとします。席を早く確保したいという気持ちは分かりますが、危険なので走らないようにしましょう。レース中の見どころは緊張感が漂うスタート地点と車と車のせめぎ合いが起こりやすいカーブ地点です。できればこの2地点近くに席を確保できれば見やすくていいでしょう。